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技術士 総監部門の口頭試験 100本ノック その6

技術士 総監部門の口頭試験で聞かれそうなこと

 本ページでは、総監部門の口頭試験で聞かれそうなこととその回答を筆者が適当に予想してみました。正直なところ、、、

 総監部門の口頭試験は何が聞かれるか全く予想できない!(笑)( ̄▽ ̄)

、、、筆者も本番では、事前の想定質問は1問も問われなかった(涙)orz

という苦い思い出がありますので、お役に立てるかわかりませんが、よければ参考にしてください。

 なお、回答例の一部は、あくまでも筆者の独断と偏見によります。くれぐれも鵜呑みにせず、そういう回答もありかな?ぐらいのスタンスでご参照ください。

総監部門の口頭試験 ノックその51〜その60

Q51:業務の中で、 トレードオフ(相反関係)の経験はありませんでしたか?

→「経験がない」と言っては一発不合格なので注意しましょう。「私は経験がないけど、トレードオフのマネジメントができまぁす!」といっても、誰も信用してくれない。「車の運転の経験はないけど、運転はできる」と主張するのと同じで、無理筋です。

 

Q52:では、トレードオフの場合に、どのように対処しましたか?

→仕事でも、結婚相手探しでも、何でもかんでも理想の状態を獲得できないのが普通です。大切なことは、一挙両得を目指すのではなく、優先順位を決めることです。そしてなぜそれが優先なのか、ロジカルに語れることです。もちろん、一挙両得の解決ができれば理想ですが、総監部門では一挙両得を目指せるような単純な事象を想定しているのではありません。

 

Q53:クライアントと意見が異なった場合には、どのように対応しますか?

→利害等の調整をどのようにするか、という質問です。コミュニケーションを十分にとること(相手の主張をじっくり聞く)、Win-Winの解決策を目指す、などでしょうか。

 

Q54:上司や同僚と意見が異なった場合には、どのように対応しますか?

→ワンマン型のリーダーシップ(黙って俺についてこい)ではなく、調整型・説得型のリーダーシップをアピールしてください。調整や説得って、具体的にどうすればよいのでしょうか?総監部門であれば、ポイントの一つは視野を広くすること(一つの専門技術にとらわれないこと、QCDESのバランスをとる、など)です。

 

Q55:クライアントの品質要求は満足しているけど、さらなる品質改良の余地がある場合、どうしますか?

→「クライアントの要求を満足していればそれでよし」という回答も、「とことん品質改良を追求します」という回答も、どちらも視野狭窄な物事の捉え方で、幼稚ですね。総監部門であれば、品質とコストと納期、つまりQCDのバランスをとって総合的に判断しましょう。具体的な業務が想定できるなら、さらにEやSの切り口で語るのもアリですね。

 

Q56:あなたのプロジェクトの工程が遅延した場合、まずは何をしますか?

→回答のポイントは、専門技術ではなく総監技術で解決すること。例えば、施工方法を変更して工期を短縮する、、、というのは専門技術による解決。そうではなくて、クリティカルパスを用いて人員を再配置する、というように、専門技術ではないマネジメントとしての解決策を提案してください。

 

Q57:予算不足になりそうな場合、どのように対応していますか?

→QCDESの幅広い視野で考えること、トレードオフのバランスをとることが大切です。「予算が足りないなら予算を増やします」では小学生の回答です。「◯◯とのバランスに留意して、予算を増やすor減らすor維持する」という回答にしてください。

 

Q58:あなたが3義務2責務に違反する可能性があるとしたら、どれですか?

→公益確保の責務に違反する、という回答はリスクも高く、避けたほうが無難でしょう。「違反する可能性はありません」という回答も避けましょう。思考停止の回答です。

 

Q59:直近の事例で、信用失墜行為に反するような事例をあげてください。

→例えば、品質不正が挙げられるでしょう。2年も3年も前のことを語らないでくださいね。1年以内がよいです。

 

Q60:専門技術と総監技術、あなたにはどちらが大切ですか?

→どちらも大切なのは面接官も分かりきっているので、「どちらも大切です」と言ってもシラケるだけ。「今の私に大切なのは、、、」と語るのがよいのでは。もちろん、あなたが今、専門技術よりの技術者なら、「今の私に大切なのは専門技術ですが、将来的には総監技術」と回答しましょう。ずっと専門技術者として生きていくならば、何で受験したの?と突っ込まれるでしょうから。

 

以上!