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技術士 総監部門の口頭試験 100本ノック その7

技術士 総監部門の口頭試験で聞かれそうなこと

 本ページでは、総監部門の口頭試験で聞かれそうなこととその回答を筆者が適当に予想してみました。正直なところ、、、

 総監部門の口頭試験は何が聞かれるか全く予想できない!(笑)( ̄▽ ̄)

、、、筆者も本番では、事前の想定質問は1問も問われなかった(涙)orz

という苦い思い出がありますので、お役に立てるかわかりませんが、よければ参考にしてください。

 なお、回答例の一部は、あくまでも筆者の独断と偏見によります。くれぐれも鵜呑みにせず、そういう回答もありかな?ぐらいのスタンスでご参照ください。

総監部門の口頭試験 ノックその61〜その70

Q61:品質とコストが対立した場合、あなたは品質を優先すると言いましたよね。もし途中で赤字になっても品質を優先しますか?

→トレードオフによる板挟みの状況では、一方を犠牲にしても一方を優先しなければいけない。例えば、品質が安全(人命)に関わるものであったり、クライアントとの契約によるものであれば、優先せざるを得ない。では、絶対に品質優先か?と言われたら、必ずしもそうではない。安全第一といっても、絶対的な安全は確保できないし、仮に絶対的な安全を目指すと無限のコストと無限の時間が必要になる。よって、どこかで割り切る必要がありますよね。ここはあなたの普段の業務や、想定される状況で適切に回答しましょう。

 

Q62:品質の維持向上って言いましたが、具体的には何をしましたか?

→専門技術ではなく、総監技術として回答するのがよいでしょう。例えば、QC7つ道具を使う、などが回答です。具体的な専門技術を用いて(例えば、大学の理工学部で習うような◯◯法)で解決した、と言わないように。

 

Q63:情報セキュリティのために、社員のレベルに応じたアクセス権限の使い分けと回答されましたよね。これって、低レベルの権限の人は、情報アクセスに制限がかかるというか、成長の機会を制限されるというか、永遠に成長しないのでは?

→若手への教育と安全性・効率性はトレードオフになります。が、優先しなければならないことは優先しなければなりません。

 

Q64:情報セキュリティの確保って言いましたが、具体的には何をしましたか?

→専門技術ではなく、総監技術を回答してください。ファイアーウォールやVPN回線の敷設では、専門技術(情報部門)による回答。総監技術による解決策は、アクセス権限の場合分け、従業員にセキュリティ教育を実施する、などですね。

 

Q65:環境管理の面では、法律や条例さえ守ればそれでよいと思いますか?

→そんなわけない、ですね。法律や条例を守るのは最低限の条件です。更に言えば、法律は社会的問題があってから制定されることも多いのです。例えば、公害対策基本法は、高度経済成長期の公害問題が発生してから制定されました。

 

Q66:あなたの部下の労働生産性が落ちていると気づいたとしましょう。まず何をしますか?

→まずは、現状把握(問題や課題は何か)でしょう。その上で、打ち手は何をするか?回答しましょう。回答には、総監キーワードに掲載されているようなワードを使用しましょう。例えば、On-JT、Off-JTなどですね。

 

Q67:部下のモチベーションをあげるために、あなたは何をしますか?

→いくらでも考えられますね。総監キーワード集から使えそうなキーワードをピックアップしておきましょう。

 

Q68:トレードオフの観点で、失敗したなという例はありますか?また、今後の対策は?

→何を回答してもよいですが、「失敗したことはない」という回答だけは避けましょう。

 

Q69:あなたが後任に今の業務を引き継ぐ場合、どのように引き継ぎますか?

→何を回答してもよいでしょうが、あくまでも総監部門の試験であることを忘れずに。5つの管理の視点(で仕事をしていること)がわかるような回答がよいのかもしれません。自分なりの5つの管理の視点で整理するのが大切でしょう。

 

Q70:あなたには、人員配置や予算執行や納期を決定する権限はないと回答しましたが、それでも総合監理をしていると言える理由は?

→総合監理が求められる背景を復習しましょう。総合管理の視点(5つの管理の視点)で業務を遂行すれば、総監技術者と言えるのでは?

 

以上!