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資格解説:統計検定2級 〜ちょうどよい、ちょうどよいぞ!〜

どのような資格?

 統計検定2級は、大学基礎課程レベルの統計学を想定した試験です。あなたが社会人であれば、まずは統計検定2級を目指してください!現代の複雑なデータ社会を生き抜くためには、文系の方、事務職の方であっても、2級程度の統計学の知識は最低限の教養として必須です。

 社会人にとって3級以上は簡単すぎます、はっきりいえば、3級以上の内容はあえて勉強しなくても、おおよそ見当がつくような内容ばかりです。高校生以下が受験するのはよいですが、社会人が受験する必要はないでしょう。

 準1級や1級は、質・量ともに難易度が高すぎます。これは、理系の方、専門職の方が受験すればよいでしょう。

 ちなみに私(理系・院卒)は、統計検定2級は1発合格しましたが、準一級を初めて受験したときは手も足も出ず、試験時間の半分ぐらい経過したところで、もう無理だーと試験放棄して帰宅しました笑

 詳細は以下の解説を参照してください。

www.toukei-kentei.jp

要約すると、統計検定2級は社会人が身につけるべき教養として、難しすぎず、簡単すぎず、ちょうどよいレベルの試験である、と言えます。

取得までの最短勉強時間は?

 高校卒業程度の数学は理解している(三角関数、順列、集合理論など)のであれば、20〜100時間ぐらいでないでしょうか。

 恥ずかしながら、私は理系にも関わらず、学生時代は統計学に興味がなく、統計学の単位は全て落とした人間(履修放棄)です。したがって、大学レベルの統計学の知識はゼロであり、統計といえば「平均」や「分散」を知っている程度でした(中学生レベルですね、、、笑)。

 そんな私の場合は、20時間程度の勉強時間で合格しました。

以下では、具体的に勉強方法を提案します。

勉強方法は?

<1.まずはインプット!>

統計検定2級対策のおすすめ参考書はありません!

 まず手始めに、7冊ほど統計学入門の本を購入しましたが、はっきり言ってどれも肌に会いませんでした。どの本も、

  • 簡単さを追求するあまり、例え話やイラストが冗長的過ぎて、結局のところ何が言いたいかよく分からない入門書(このパターンが多い!)
  • 厳密さを追求するあまり、数式だらけで理解不能な入門書

というどちらかのパターンしかなかったのです。

2級対策として有用なサイト

 参考書のかわりに役に立ったのが下記の「統計学の時間」というサイトです。説明のボリュームが長過ぎず、短過ぎず、ちょうどよく、図・表も適切で本当にわかりやすい。適度に設問があるのも理解を助けます。おすすめです。

統計学の時間 | 統計WEB

2級対策は無料でできる

 結論!2級対策として、参考書は一切購入する必要ありません。上記のサイトだけで必要な知識はインプットできますので。

<2.次にアウトプット!>

 アウトプットとして、過去問を5回分も解けば十分です。2級は頻出パターンが決まっているので、5回分も解けば頻出パターンの網羅できますので、それだけで合格点に到達しますよ。

 公式問題集としては以下がありますが、解説が貧弱で、これだけでは疑問点を解消できないかも。。。しかも高額だし、、、。ま、購入して解いたんですけどね。

 

jitsumu.hondana.jp

 

 想定問題集の以下をおススメします。前述のインプット対策を運営している会社が出版していますので、解説がスッと腑に落ちますよ。

bellcurve.jp

 決してノー勉で合格する試験ではありませんが、ガリ勉になる必要もなく、忙しい社会人でも無理なく合格できます。CDT受験方式なので、何回でも受験できますしね。

 量・質ともに社会人の統計リテラシーを図るのにちょうどよいレベルなんで、ぜひ受験してみてくださいませ。